2003年4月21日(月)「しんぶん赤旗」

千葉・船橋、市川14カ所で

志位委員長が訴え


 志位委員長は雨の降るなか終日、千葉県の船橋、市川両市をかけめぐり、日本共産党の十四市議候補一人ひとりの応援演説。後半戦の争点を明らかにしながら、「市議選は一票が当落をわける激戦となります。県議選でおよせいただいた得票を大きく増やし、最後までご支持の輪を広げ、必ず勝利をかちとらせてください」と力を込めて訴えました。

 十四カ所での街頭演説には、赤ちゃんを抱いた母親やお年寄りたちが足をとめ、子育てや福祉充実などの願いを志位氏、候補者に託していました。

 同県第二位の都市の船橋市議選(定数五十)は六十四人が議席を争う多数激戦で、出所を隠した反共謀略ビラもまかれています。日本共産党は前半戦を上回る活動で、石川敏宏、佐藤重雄、関根和子、岩井友子、金沢和子、高橋忠、草野たかのり、伊藤あきひろの現職八人で前回と同数の議席確保をめざします。

 県議選で党議席を失った市川では「市議選で何としても現有六議席確保を」と党と後援会が総力をあげています。定数四十二に六十一人がひしめくなか、樋口義人、谷藤利子、金子貞作、岡田幸子、にへい忠良=以上現=、みぞぐち静子=新=の六氏の必勝をめざします。

 志位氏は、道府県議選で候補者を擁立した選挙区の得票が二年前の参院選比例票に比べ32%のばしたことをあげ、「『反転攻勢』への足がかりをつかむことができました。教訓を生かして、後半戦で必ず得票と議席の前進をかちとる決意です」と強調しました。

 そのうえで後半戦の区市町村議選について、「暮らしに一番身近な選挙です。国民健康保険、介護保険、保育所、小中学校、ゴミの問題などはすべて市町村の仕事であり、こうした身近な自治体のほんらいの仕事を、市民の願いにたって、どの政党がきちんととりくんでいるかが最大の争点です」と訴えました。

 自民・保守派、公明などが与党となっている船橋、市川両市政が自治体ほんらいの仕事を投げ捨てていることを、国保、介護、医療、街づくりの角度から告発。

 日本共産党市議団が住民と力を合わせ、東京湾の浅瀬・三番瀬の埋め立ての白紙撤回や、船橋信用金庫の破たん問題で借り手の中小企業のRCC(整理回収機構)送りを8%に抑える(船橋)、過去十年で八回値上げされた国保で減免制度を拡充する(市川)などの実績をかちとっていることを紹介し、「まともな自治体をとり戻そうという願いを日本共産党におよせください」と訴えました。

 傘をふって応援した船橋市の小池芳子さん(62)は「具体的な数字で市政のひどさをあげて、福祉、教育を訴えた話がストンと胸に落ちました。他の政党は『福祉』といっても何をやるのかわからないですから」と語っていました。


戻る トップ
著作権:日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7