2003年4月13日(日)「しんぶん赤旗」

いっせい地方選 前半戦きょう投票

平和、くらし、まともな地方政治に

願い生きる一票 日本共産党へ

大激戦大接戦 勝利へ
最後の瞬間まで頑張りぬこう


 大激戦、大接戦となっている四十四道府県議選、十二政令市議選はきょう十三日、十知事選、札幌市長選とともに投票日となりました。十二日には、志位和夫委員長が東京、千葉、市田忠義書記局長が滋賀、京都、筆坂秀世政策委員長が兵庫、上田耕一郎副委員長が福島、石井郁子副委員長が名古屋に入り、なんとしても競り勝つための最後までの奮闘をよびかけました。

志位委員長が若林都知事候補応援

 「若林義春さんを知事にして、日本中に希望を与えるような新しい政治を東京からおこしていこうではありませんか。最後の最後まで、ご支持の輪を広げてください」――。日本共産党の志位和夫委員長は十二日、大激戦の東京都知事選で若林義春知事候補の勝利を何としてもと、東京・渋谷駅ハチ公前で若林候補とともに街頭演説にたち、さらに宣伝カーのデッキから、身を乗り出して熱く支持をよびかけました。駅前では若者たちが次々足をとめ、「がんばれー」の声援と拍手を送りました。

 志位氏は、告示後の論戦を通じて「都民の願いをたくせる候補は、日本共産党の若林さんただ一人であることがはっきりしました」とのべ、「平和の願い、国の悪政から都民の暮らしを守る願い、まともな都政をとりもどそうという願いを、こぞって若林候補にたくしてほしい」と訴えました。

 三人の有力候補のなかで、「イラク戦争反対を一貫して堂々と主張してきたのは日本共産党の若林さんだけ。イラク戦争賛成を言明し、かつての日本の侵略戦争を賛美する発言までしている石原氏には、憲法九条をもつ国の首都の知事をつとめる資格はない」と強調。

 医療費値上げには「適切な負担」と問題にすらしない石原知事の態度を示し、「都民の命と健康については『国とたたかう』どころか、『国いいなり』です。『値上げされた医療費を元にもどせ』と堂々と国にたいして主張する若林さんが知事になれば、国政に激震が走り、日本の政治を動かす力になります」と訴えました。

 若林候補は、イラク戦争賛美の本音を隠してきた石原知事が、十一日の街頭演説で「もう決着はついた。イラクは北朝鮮より危険な国」などとのべたことを厳しく批判し、「二度と戦争を起こさないルールを確立してこそ、本当の決着。平和の世紀をめざし、行動する私を都知事に押し上げてください」と訴え、無残な福祉切り捨てを押しつけてきた石原都政を批判し、「暮らし・福祉を守る都政、平和都市・東京をご一緒につくりましょう」とよびかけました。


一人区で競り勝とう

大阪 小谷、西原候補が渾身の訴え

 都道府県議の一人区で全国でただ二つ、議席をもつ大阪市大正区の小谷みすず候補と、港区の西原みゆき候補は十二日、大激戦を勝ち抜こうと、声をかぎりに訴えぬきました。

 大正区では、小谷候補落としをねらって「オール与党」が候補を一本化。市議選(定数三)でも前回落選した公明党が日本共産党の矢達幸候補=現=を追い落として議席を奪還しようと十二日、冬柴幹事長が重ねて現地入りし、前日深夜には謀略ビラがまかれました。

 小谷候補は、「ムダな開発に税金を使うのではなく、命、暮らし、営業守れ、平和守れの願い、党派を超えて日本共産党に託してください。勝たせてください。競り勝たせてください」と懸命に訴えました。

 港区では府議選で三人が立候補。市議選(三人区)では四人が立候補し、日本共産党は前回次点のおおつき一成候補が議席獲得をめざして全力をあげています。自民、公明、民主の「オール与党」は、府・市とも反共シフトをかつてなく強め、府議選で候補をださない公明党は反共攻撃に狂奔しています。

 西原候補は、候補者カーのマイクを握り続け、「大変な激戦です。あと一歩まで迫ってきました。平和守れ、福祉・医療費助成制度守れの一票を党派を超えて託してください。引き続き府議会に送ってください」と訴えました。

 両選挙区とも党と後援会は、「支持を広げぬき、投票箱のフタが閉まるまで力をつくして競り勝とう」と、最後までの奮闘をよびかけています。


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