2003年4月12日(土)「しんぶん赤旗」

日本共産党伸ばし希望の流れを

埼玉3市 志位委員長かけめぐる


 日本共産党の志位和夫委員長は十一日、前日に続いて大激戦の埼玉県議選の応援に入り、分刻みで戸田、新座、春日部の三市をかけめぐって、二千二百人の聴衆に「最後までの奮闘が勝敗を分けます。残る二日間、日本共産党への支持を広げに広げてください」と、党県議候補とともに訴えました。春日部市では街頭演説後、宣伝カーのデッキから手を振って市民に支持をよびかけました。

 戸田(定数二)は、前回二百九票差で惜敗した本田はる子候補=新=が自民二現職と対決。候補者を擁立していない公明党・創価学会は自民党への票横流しを指示して日本共産党落としを画策しています。新座(同二)では、神崎代表ら公明党幹部が相次いでテコ入れし、反共攻撃で陣営を鼓舞するなか、笠原すすむ候補=新=が自民、公明の現職、民主系新人との争い。春日部(同三)は、県議団長の高原みさ子候補が自民、公明の現職、保守系元職候補と激しく競り合うなど、各選挙区とも一票を争う大激戦です。

 志位委員長は、「平和の願い、暮らしの願い、まともな地方政治をとり戻そうという願い−−この“三つの願い”を託してください」と力を込めて訴え。ロイターが世界に配信した、米英軍の空爆で両腕を失った少年の写真が物語るイラク戦争の非人道性、無法性をきびしく糾弾し、戦争の即時中止を要求。「米国に追従し、支持をあたえた日本政府、自民・公明など与党の責任はまぬがれません。八十一年間反戦平和を貫いてきた日本共産党に平和の願いを。そして戦争勢力にはきびしい審判を」と訴えました。

 さらに、自民、公明、民主など「オール与党」が県当局と一体になって県独自の老人医療費助成制度の廃止をすすめ、浪費が浪費をよぶ「新都心」づくりに熱中していることを告発。「徳島、長野など全国各地で“『オール与党』ノー”の流れが広がっています。日本共産党をのばしてこの埼玉からも希望ある流れをおこし、医療、介護、教育など税金の使い道を切りかえようではありませんか」との訴えに大きな拍手がおきました。


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