2002年10月11日(金)「しんぶん赤旗」

拉致問題も含めて、政府間交渉で 解決をと
主張してきた日本共産党

事実ゆがめた公明・冬柴氏の反共攻撃を批判

千葉で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は十日夕、千葉県のJR津田沼駅前での演説で、公明党の冬柴鉄三幹事長が同日午前、参院補選・自民党候補の応援演説でおこなった反共攻撃を批判しました。

 冬柴氏は、「そのこと(拉致問題)を先に出して日朝交渉を制限することは間違いであるとずっと公言してきたのは共産党」などと日本共産党を攻撃しました。

 これにたいし志位委員長は、「九九年の不破委員長(当時)の国会での提言でも明らかなように、拉致の問題もふくめて、日朝の政府間交渉によって解決すべきだ、と主張してきたのが日本共産党です。拉致の問題での道理ある解決の道筋を、何ら示してこなかった公明党が、わが党にたいして事実をゆがめた中傷をするのは許せません」ときびしく批判しました。