2001年12月24日(月)「しんぶん赤旗」

世直しの力「しんぶん赤旗」と日本共産党を大きく

富山で志位委員長が訴え


 「いまの政治を変えるには党の力がまだ小さい。党を強く、大きくする運動に取り組んでいます。そのためにやってきました」――。日本共産党の志位和夫委員長は二十三日、地元紙が「委員長就任後初めての富山入り」と事前に報じるなど注目されるなか、全党が取り組んでいる「党員・読者拡大の大運動」の促進・激励のため富山県入り。富山市内で青年学生とのトーク集会に出席したのをはじめ、街頭での訴え、党県・地区役員、地方議員との懇談など、終日活動しました。 写真  大きな買い物袋を抱えた若いカップルも足をとめ、富山市西町商店街の人垣は約三百五十人にふくれあがりました。地元の新聞やテレビ局も取材に訪れ、放映されました。

 志位委員長は、アメリカの大学教授によるアフガン空爆で少なくとも三千七百六十七人の民間人が亡くなっているとの調査結果や、ロイター電でブッシュ大統領が「来年は戦争の年になるだろう」とのべたことを紹介。「報復戦争の拡大を許してはなりません。『テロ根絶』を口実にすれば、なにをやっても許されるという、こんな世界にしてはなりません」と強調しました。

 「赤旗」が医療改悪やリストラ、ホームレス問題など困っている人たちの実態を伝え、全国に支援の輪が広がったことにもふれ、「不正や不合理とたたかい、人間を大切にする温かいつながりをつくっていきましょう。その力となるのが『赤旗』であり、日本共産党です。世直しをしようと思う方はともに歩みましょう」と、購読と入党を訴えました。

 青年トーク集会にも参加、商店街での訴えのあと、入党した青年が、志位委員長と固い握手を交わし、大きな拍手につつまれました。

 年金生活という新湊市の女性(62)は、「志位さんの訴えはすごくよかった。共産党の一員として自信が出ました。平和で、老後の心配のない世の中をつくるために、私も『しんぶん赤旗』読者を増やすためにがんばります」。