2001年3月9日(金)「しんぶん赤旗」
志位委員長は八日の記者会見で、森首相退陣表明後の国会審議について、「仮に退陣表明だけをおこなって実際の退陣は予算成立後や関連法案成立後ということになれば、国会を愚ろうするもので許されない」と批判しました。
志位氏は、「首相は予算の執行の最高責任者であって、執行に責任を負わない人が答弁しても、意味のないものになることは明らかだ」と指摘。「退陣は『表明』だけでなく、実際に即時、無条件でおこなうべきだ」とのべました。
これに関連し、参院での首相問責決議案への対応について、「参院で残された大事な手段として、提出時期は最も効果的な時期を見極めて対応すべき」だとのべ、国民との関係で自公保を徹底的に追い詰め、矛盾がもっとも激しい時期を見極めるべきだと強調しました。