2001年3月9日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長が会見

環境破壊の巨大開発は終わりに

千葉県知事選でも三番瀬埋め立て中止で一貫している河野候補を


 

 日本共産党の志位和夫委員長は八日、千葉県習志野市で記者会見し、「環境破壊の巨大開発は終わりにすべきだ」と強調しました。これに関連し、千葉県内で大きな問題になってきた東京湾の貴重な干潟である三番瀬埋め立て問題をとりあげ、中止を明言している知事選候補が「明るい会」の河野泉候補だと指摘しました。

 志位氏は、長野県の「脱ダム宣言」や愛知万博の計画変更、徳島の可動堰(かどうぜき)問題、熊本の川辺川ダムの問題など、全国的にも環境破壊の巨大開発の是非がきびしく問われていると指摘。千葉県で問題になってきた巨大開発・三番瀬埋め立て問題について「千葉県だけの問題でなく、東京湾全体にとって問題であり、渡り鳥との関係では国際的問題だ」と指摘しました。

 そのうえで、志位氏自身が国会に議席を得る前から現地視察をおこなうなど、日本共産党が一貫してこの問題をとりくんできた経緯を指摘。現在、環境相が「中止を含めた見直し」に言及したり、県の環境会議も大詰めになるなどの状況をあげ、「これまでのとりくみが実るかどうかが知事選にかかっている」とのべ、知事選の大きな争点としていく考えを示しました。




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