2001年3月3日(土)「しんぶん赤旗」

景気を悪くすると市場で結果出ている

予算案通過で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は二日夜、国会内で記者団の質問に答え、政府予算案の衆院通過について「KSD、機密費の汚職という二つの疑惑にフタをし、そして、いま危機的な状況に陥っている日本の経済にたいしてもなんらの処方せんも示せないなかでの強行だ」と批判しました。

 志位氏は、予算案が強行された日に日経株価が十六年ぶりに一万二千三百円割れしたことをあげ、「予算案が景気を良くするどころか悪くするという結果がすでに市場でも出ている。その根底には家計消費が冷え込んでいるという実態があり、自民党政治のゆきづまりはここでもきわめて深刻だ」と指摘。

 「経済でもゆきづまり、政治腐敗という点でもまったくの無反省と居直りを続けており、森政権の一刻も早い退陣を強く迫っていきたい」とのべました。




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