2001年3月1日(木)「しんぶん赤旗」

村上氏の再喚問を求める

志位委員長が会見


 日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、国会内で記者会見し、村上正邦・前自民党参院議員会長の証人喚問について「党費肩代わりの形での巨額のヤミ献金の実態が透けて見える重要な成果をあげた。ひきつづき参院予算委での再喚問や衆院での喚問を求めていく」と語りました。

 志位氏は、議院証言法をタテに証言拒否を繰り返した村上氏について「みずから『潔白でない』と事実上認めた態度」と批判。

 そのうえで、日本共産党の筆坂秀世政策委員長の追及で、「KSD汚職の一番の“本丸”である党費肩代わりの解明に向け、前進がかちとられた」として、(1)自民党支部の党員のことをKSDの政治団体事務総長に聞いたこと(2)幽霊党員否定の報告を「まるまる信じたわけでない」と告白したこと(3)東京の豊明支部党員数や欧州視察での事実でろうばいしたこと(4)後援会員の幽霊ぶりも認めたこと―などを指摘しました。

 志位氏は「幽霊党員問題は、犯罪行為だが検察のメスが入りにくく、国会で追及することが重要だ。ここで終わらせず、再喚問を衆参で実施すべきだ」とのべました。




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