志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2023年11月29日(水)

AOIPを共通目標に平和外交に尽力を

GGG+フォーラム 志位委員長が発言


写真

(写真)第10回GGG+フォーラムであいさつする志位和夫委員長=28日、東京都千代田区

 日本共産党の志位和夫委員長は28日、東京都内で開かれた「第10回GGG+フォーラム」で登壇し、日本がアジアの平和をつくるために「ASEAN(東南アジア諸国連合)インド太平洋構想」(AOIP)を共通目標に、平和外交に尽力すべきだと表明しました。

 同フォーラムは特定非営利活動法人「日本リザルツ」が主催。「誰一人取り残さず、平和で健康な社会を築く」ためにどう取り組むかについて政府、国会議員、企業・団体関係者を招き、議論を交わしました。

 志位氏は、「憲法9条を持つ国として日本がアジアの平和をどうつくっていくか」をテーマに日本共産党の安全保障の基本的な考え方を紹介。“日米同盟の抑止力強化が日本を守る力だ”とする議論について「抑止とは恐怖によって相手を思いとどまらせることに本質がある」と指摘。抑止力強化は「恐怖対恐怖」「軍事対軍事」の悪循環に陥る危険な道だとして、「相手に恐怖を与えるのではなく、安心を供与する平和外交にこそ力を注ぐべきだ」と強調しました。

 その実践例として志位氏は、ASEANが徹底した話し合いを積み重ねて地域を平和共同体に変えたことにとどまらず、加盟10カ国に日本、中国、米国も含む8カ国を加えた「東アジアサミット」(EAS)を発展させ、東アジア全体を平和な地域にするAOIPを提唱していることを紹介。「日本がやるべきは大軍拡ではなく、ASEANと力を合わせてAOIPを共通目標にし、東アジアを戦争の心配のない地域にしていく外交に力を尽くすべきだ。私たちもその方向で尽力したい」と述べました。