志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

南関東ブロックの活動

2015年11月20日付「しんぶん赤旗」に掲載

広げよう2000万署名

戦争法廃止署名を提出

南関東3県の共産党

広範な人々と各地で運動


写真

(写真)署名提出行動で(こちら向き左から)あいさつする志位委員長と椎葉、浅野、あさか、斉藤、畑野の各氏=19日、衆院第1議員会館

 戦争法廃止を求める2000万人署名に取り組む日本共産党の神奈川、千葉、山梨の3県委員会は19日、これまでに集めた署名を志位和夫委員長と畑野君枝、斉藤和子両衆院議員に提出しました。小池晃参院議員秘書も同席しました。

 提出行動には椎葉かずゆき参院比例候補、あさか由香(神奈川)、浅野ふみ子(千葉)両参院選挙区候補をはじめ約50人が参加しました。

 志位委員長、畑野、斉藤各議員があいさつ。椎葉、あさか、浅野の各候補は「参院選勝利で、新しい政治を切り開く」(椎葉)、「署名が政治を動かし、民主主義を花開かせる一歩にする」(あさか)、「自衛隊員を犠牲者にも、人殺しにもさせない」(浅野)など戦争法廃止と参院選勝利への決意を表明しました。

 提出行動参加者が、各県の取り組みを交流。「藤沢市では、元職を含め30人の超党派市議が有志となり、戦争法廃止の宣伝に取り組んでいる」(神奈川)、「ママの会など無党派の人々と運動を広げている。一緒に署名を広げる人を増やす取り組みも大切」(千葉)、「甲府の地域支部では、目標の3000人分を果たすため1日15人に欠かさず署名を広げようと頑張っている」(山梨)、「北富士演習場の爆音が朝から響く中、『初めて署名する』と地区委員会を訪ねて協力する人もいる」(同)などの経験を語りました。


共同して署名をやり切れば、日本の政治を変える“大河”が生まれる

志位委員長あいさつ

 日本共産党の志位和夫委員長は19日、南関東ブロックが行った、戦争法廃止を求める2000万署名の国会提出行動であいさつしました。要旨を紹介します。

 志位氏は冒頭、2000万署名の最初の国会提出行動にお礼を述べたうえで、戦争法の強行と、その直後に「戦争法廃止の国民連合政府」を提案してからの2カ月間を振り返り、次のように述べました。

 私が本当に心強く思っているのは、戦争法案が通った後も、廃止を求める運動がさらに広がっているということです。

 私自身も、この間いろんな行動に参加してきました。

 たとえば、高校生の皆さんが果敢に集会をやりました。雨の中ずぶぬれになりながら、頑張っている。その姿に胸がいっぱいになりました。

 次の週は、シールズ東海の集会にうかがいました。これも雨の中でしたが、名古屋駅前がぎっしりいっぱいになり、最後は「野党は共闘」「野党は結束」と大コールがわき起こりました。

 こういう運動が広がるというのは本当にうれしいことです。

 今回の2000万署名は、総がかり行動実行委員会の皆さんを中心に、29団体が共同で呼びかけました。シールズも、ママの会も、学者の会も、立憲デモクラシーの会も、反原連も入っています。

 ずっと頑張ってこられた皆さんが、戦争法廃止で2000万署名をやろうと共同した。これを本当にやり切ったら、日本の政治を変えるような、平和と民主主義、立憲主義を守れの大きな“大河”が生まれると思っております。

 そういう流れの中で、野党協力が実現すれば、来年の参院選挙で野党が勝利することが十分可能になる。

 ですから、この署名はお互い力を合わせて、掛け値なしに2000万人以上やろうじゃないですか。(拍手)

 志位氏は最後に、野党間の話し合いが粘り強く続いていることを話した上で、戦争法廃止とそのための野党共闘実現にとって、国民の世論と運動がたいへん重要であると強調。「一緒に日本を変えましょう」と呼びかけ、参加者から大きな拍手がわきました。