志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2015年3月15日付「しんぶん赤旗」に掲載

共産党 各地で演説会

暮らし守り、理性の論陣―この党を大きく

千葉 志位委員長訴え


 日本共産党は14日、いっせい地方選挙での躍進をめざし、千葉、市川両市で演説会を開催し、千葉市では志位和夫委員長が、市川市では市田忠義副委員長が訴えました。志位氏は、「県民の福祉と暮らしを守るうえでも、県議会で理性と正義の論陣をはるという点でも、かけがえのない役割を果たしている日本共産党を躍進させてほしい」と訴えました。

 千葉市の演説会では、斉藤和子衆院議員、椎葉寿幸参院比例候補があいさつ。4人の千葉県議候補と7人の千葉市議候補が決意表明しました。無所属の川本幸立元県議からの推薦メッセージが読みあげられました。

 志位氏は冒頭、昨年の総選挙で南関東ブロックから初当選した斉藤和子衆院議員の子どもの医療費無料化をめぐる論戦に触れ「堂々たるものでした」と紹介。「日本共産党の躍進は、国会を変えつつあります。国民の願いを国会に届ける力が大幅にアップしました」と強調しました。

 いっせい地方選挙での日本共産党の躍進の意義は―。

 志位氏は、自民、公明、民主の各党が知事、市長の提案に何でも賛成の「オール与党」議会の下で、千葉県政、千葉市政に、(1)「住民の福祉の増進」という地方自治体の原点投げ捨て(2)「大企業呼び込み」―の二つの深刻なゆがみがつくられていると告発。「二つのゆがみをただし、『住民の福祉の増進』という地方自治体の原点にたった仕事にとりくむ県政、市政をつくる仕事にとりくんでいるのは日本共産党議員団だけだ」と強調し、党議員団の二つの役割を紹介しました。

 一つ目は住民と力をあわせ、福祉と暮らしを守る命綱の役割です。志位氏は、子どもの医療費助成拡充などでの県議団の役割を強調しました。

 二つ目は、「過去の戦争は正しかった」という間違った立場を県政に持ち込む逆流と正面から対決する役割です。志位氏は、千葉県議会の自民党議員51人全員が改憲と侵略戦争美化を推進する「日本会議」のメンバーであることを紹介。自民党県議団による「河野談話」否定の意見書強行(昨年12月議会)に、「正面から反対の論陣を張ったのは日本共産党県議団だけです」と強調しました。

 志位氏は、いっせい地方選挙が安倍政権による暴走のさなかのたたかいになると指摘。暮らしと経済、集団的自衛権、沖縄新基地建設、歴史問題をめぐる安倍政権の暴走政治に対決し、これを打開する日本共産党の対案を、自身の国会質疑のエピソードを交えながら語り、「日本共産党を伸ばして、地方から『暴走ストップ、政治の転換を』の声をあげていただきたい」と呼びかけました。

 志位氏を迎えた千葉市では、候補者や議員を先頭に、電話や訪問、看板などで案内を広げました。党地区委員会に「歯科医の娘が志位さんのファン。ぜひ参加させたい」という電話が寄せられたほか、電話口の青年が「看板を見ました。行くつもりでした」と応じ、自治会長が参加を表明するなど、期待が広がっています。