志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2014年11月28日(金)

庶民の暮らし見えぬ安倍政権に審判を

北陸信越の議席奪還必ず

新潟で志位委員長が訴え


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(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=27日、新潟市の新潟駅前

 日本共産党の志位和夫委員長は27日、総選挙での躍進を期し新潟駅前で街頭演説に立ち、「安倍政治の全体に厳しい審判を下す選挙です。日本共産党の躍進で安倍政権の暴走ストップ、国民の声が生きる新しい政治をご一緒につくっていこうではありませんか。北陸信越ブロックから日本共産党の躍進を何としても勝ち取り、藤野やすふみさん(比例予定候補)を国会に押し上げてください」と訴えました。藤野比例予定候補が必ず勝ち抜く決意を語りました。

 新潟駅万代口前の歩道に聴衆がつらなり、人一人が通るのがやっと。交差点向こうのバス乗り場でも演説に耳を傾け、訴えの節々で「そうだ」の声が上がり、大きな拍手に包まれました。

 志位氏は、安倍首相が総選挙の争点を「アベノミクス」だけに絞り、選挙で多数を得た後、悪政を一気にすすめようとしていることを批判しました。「争点はそれ一つではなく、安倍政権が国民の民意に背いて強行しようとしている消費税増税、集団的自衛権行使、原発再稼働、沖縄の米軍新基地建設など、安倍政治全体が問われます」と強調。その上で、「日本共産党は安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の『五つの転換』を掲げたたかいます」と訴えました。

 志位氏は、日本の政治の「五つの転換」について、その一つ一つを紹介しました。

 この中で安倍首相が「アベノミクスで賃金が上がった」「雇用が増えた」「中小企業もうまくいっている」と「アベノミクス」の成果を喧伝(けんでん)していることを批判。「実際には働く人の実質賃金は15カ月連続でマイナス。中小企業には『円安倒産』が広がっている。新潟コシヒカリの米価は1俵あたり1万2000円。これで景気が良くなったといえるのか」と述べ、「庶民につらい暮らしを押し付け、それを見ようともしない安倍首相には、首相の資格がないといわざるを得ません」と力を込めると、集まった聴衆から大きな拍手が起こりました。

 「暮らし第一で経済をたてなおす政治の転換」の具体的提案として、「緊急の米価暴落対策を行うとともに、安心して農業が続けられる価格保障と所得補償で日本農業を再生しようではありませんか。その願いを日本共産党にたくしてください」と呼びかけると、聴衆から「よーし」の声が返りました。

 政治とカネの問題に言及し、「にわかに『身を切る改革』を主張する政党が出てきた」と指摘した志位氏。「政治の不当な特権をただすというなら、政党助成金こそ廃止すべきです」と強調すると、聴衆は、「その通り」の声と拍手で応じました。

 演説を聴いた女性(64)=新潟市、主婦=は、「命と暮らしを守ってほしい。安倍政権で一つもいいことはない。共産党支持を広げて、藤野さんを送り出したい」と語りました。