2012年5月19日付「しんぶん赤旗」首都圏版に掲載

安保なくして展望開く

山梨・南アルプス 志位氏迎え演説会


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(写真)志位和夫委員長を迎えて開かれた演説会に参加した人たち=17日、山梨県南アルプス市

 志位和夫委員長を迎え、山梨県南アルプス市で開かれた17日の党演説会は、消費税増税反対や原発ゼロ、環太平洋連携協定(TPP)参加反対、日米安保条約をなくしたらどういう展望が開けるかなど、国民が主人公の新しい政治への希望を示すものとなりました。

 畑野君枝衆院南関東比例候補は、県医師会長やスーパー経営者との懇談を紹介し「アメリカ言いなり、財界中心の政治から抜け出して、農業、医療、地域経済をしっかり応援する政治を実現させましょう」と呼びかけました。衆院山梨3区候補の花田仁氏は「企業献金や原発マネーに汚れていない日本共産党だからこそ原発ゼロ実現を主張できます」と強調し、支援を訴えました。

 北杜市から初めて参加した山口清さん(70)は「消費税増税も、TPP参加も、原発推進も、すべて根っこにアメリカとの安保条約がある。漠然とは思っていたが、志位さんの話でよくよく分かりました。なくせば、いろんな道が開けるということですね」と話しました。

 27歳の青年は「志位さんが大阪維新の会の動きをきちんと分析し、憲法や民主主義の観点から批判してくれた。悪いことに正面から立ち向かう勢いが伝わってきました」と感想を語りました。

 初参加の村松寿子さん(69)=中央市=は「年金で生活しています。国の借金が減るなら消費税値上げもしかたないと思っていましたが、庶民に増税しなくてもやれるという話を聞いて、それならきょうから私も増税大反対です」とはっきり話しました。