2011年3月15日(火)「しんぶん赤旗」

救援・救助活動など協議

共産党が緊急の常幹会議


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(写真)常任幹部会で発言する志位和夫委員長(左から2人目)=14日、党本部

 日本共産党は14日午前、緊急の常任幹部会会議を開き、東日本大震災への対応を協議しました。会議では、志位和夫委員長を本部長として11日に設置した「震災対策本部」から、人命救助を最優先にしたこの間の対応について報告を受け、当面の救援・救助活動、原発問題、いっせい地方選の問題などについて議論しました。

 このなかで、当面の救援・救助活動について、(1)「現地対策本部」(本部長・高橋ちづ子常任幹部会委員・衆院議員)を設置し、45万人超の被災者にお見舞いをしながら、避難所の実情や要求をつかみ、それにこたえる活動をすすめ、政府にも提起する、(2)首都圏や北関東各県などで自治体としての救援・支援を申し入れる、(3)全国的な募金活動を推進する―ことなどを確認しました。

 福島第1原発、第2原発が重大事態に陥った問題では、原因究明と責任追及とともに、事態の打開のためには経済産業省から独立した第三者機関である原子力安全委員会に権限を集中し、役割を発揮させて対応にあたることを提起していくことになりました。

 さらに、国民と社会全体がこの未曽有の災害にどう対応するかという最中だとして、党としていっせい地方選全体の延期を提案することを各党に提起していくことを確認しました。