2011年2月8日(火)「しんぶん赤旗」

「小池晃氏を知事候補に」

革新都政の会が党本部に要請

志位委員長 「重く受け止め前向きに検討」


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(写真)党中央委員会に要請する革新都政をつくる会の代表世話人(右側)=7日、党本部

 労働組合、市民団体などでつくる「革新都政をつくる会」の代表世話人ら12氏は7日、東京都渋谷区の日本共産党本部を訪れ、都知事選(3月24日告示、4月10日投票)で小池晃党政策委員長を「会」から無所属で立候補してくれるよう党中央委員会と小池氏に要請しました。

 同会の中山伸事務局長は「都知事選は都民犠牲、大型開発優先の石原都政を転換し、暮らし、命を守る都政をつくる絶好のチャンス」と強調。「小池氏はこの都知事候補に最適の方です。受諾していただけるなら小池氏を先頭に都政転換、都知事選勝利をめざして総力でたたかい抜く。要請を受けていただきたい」と述べました。

 志位和夫委員長は「都知事選は大変重要な選挙戦で、とくに都民犠牲、大型開発優先の石原都政の転換が大きな焦点となります」と表明。「要請は非常に重要なので、8日に臨時の常任幹部会を開いて集団的に吟味・決定しお伝えしたい。みなさん方の決定を重く受け止め、前向きに検討したい」と答えました。

 小池氏は「全会一致で私に要請いただいたことは、大変光栄だと受け止めています。東京で生まれ育ち、今の都政のあり方には大きな問題を感じているし、その転換は政治の重要な課題だと考えています。みなさんの要請を重く受け止め、前向きに検討したいと思います」と述べました。

 出席した代表世話人の各氏が「小池さんは国会で、認可保育所増設へ国有地の活用をという実績を作ってきた、知事に最適な人」(新千明・新日本婦人の会都本部会長)など、小池氏とともに都知事選をたたかう思いを語りました。

 革新都政をつくる会からは伊藤潤一・東京地方労働組合評議会議長、西村冨佐多・東京商工団体連合会会長らが出席。

 党中央委員会からは市田忠義書記局長、大幡基夫選対局長らが同席しました。