2010年12月22日(水)「しんぶん赤旗」

日本共産党 「綱領教室」始まる

全国結び 志位委員長が講義


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(写真)「綱領教室」で講義をする志位和夫委員長=21日、党本部

 日本共産党員と民青同盟員が党綱領と科学的社会主義の基本点をおもしろく、分かりやすく学ぶ「綱領・古典の連続教室」の「綱領教室」が21日から始まりました。講師の志位和夫委員長が、インターネット通信による同時中継で党本部の会場と全国を結び、1時間50分講義をしました。

 志位氏ははじめに、「なぜ綱領を学ぶのか」と問いかけ、綱領を学び、情勢を深いところから長い視野で、世界的な広い視野でつかんでこそ、未来への確信を得ることができることを解明。先に開かれた第6回アジア政党国際会議の報告をかねて、綱領が示している平和の国際秩序が現実に確立可能なことを示しました。

 さらに志位氏は、綱領を学ぶことは、その確信と展望を国民多数に明らかにすることに最大の目的があり、みんなが語る力をもてば、綱領実現の道が開けると話しました。

 志位氏は第1章の中身に入る前に、「なぜ綱領は戦前から始まるのか」と述べて、不屈で剛(ごう)毅(き)、愛情豊かな党員像を紹介。「戦前の問題が今日の問題とつながっている」ことを、尖閣、竹島、千島の三つの領土にかかわる紛争問題の歴史にふみこみながら解説し、これらの問題に国際的道理に立った主張を貫けるのは、侵略戦争と植民地支配に命がけでたたかった歴史をもつ政党だからだと結びました。

 オンデマンド(生中継の録画・録音)で受講できる期間は、講義翌日の正午から2週間とします。それ以降はDVDを使用するようお願いします。