2008年11月11日(火)「しんぶん赤旗」

景気悪化から暮らし・雇用・営業守るたたかい呼びかけ

革新懇代表世話人会開く


 全国革新懇は十日、東京都内で代表世話人会を開き、米国発の世界的金融危機の影響など今の情勢を論議しました。「景気悪化のときこそ、暮らしや雇用を守らなければ。革新懇として、たたかう旗を立てたい」などの論議を受け、代表世話人会として「申し合わせ」(別項)を確認。全国の県・地域・職場・青年革新懇に呼びかけることを決めました。

 日本共産党からは志位和夫委員長が出席しました。

 論議では、「日米同盟は軍事同盟と同時に経済同盟だと見えやすくなり、米国につき従う政策に国民から疑問が出はじめた」「麻生内閣は解散・総選挙を先延ばししても展望がない。生活防衛と選挙勝利のたたかいを大いにやるときだ」などの発言が出されました。

 「カジノ資本主義」破たんのツケが国民を直撃するなか、生活危機打開、派遣・期間工などの正社員化のたたかいを担う必要性と決意が語られました。

 医療や食の安全を守る運動のなかで、これまでにない共同が生まれていることも紹介されました。全国革新懇ニュースは昨年の倍のペースで増え、二万五千三百三十二部に達しています。全国革新懇として生活防衛をテーマに東京・新宿で街頭宣伝をする予定です。

申し合わせ

 ○景気悪化から暮らし・雇用・営業を守り、社会保障の充実、農業の再生と食の安全、消費税増税反対、憲法擁護などの運動を国政革新の世論喚起と結んで攻勢的に展開しよう○地域・職場・青年革新懇の結成・再開を粘り強く進めよう○「全国革新懇ニュース」を系統的に普及しよう