2008年5月27日(火)「しんぶん赤旗」

共同の可能性広がった1年

総会へ方針案討議

全国革新懇代表世話人会


 全国革新懇は二十六日、東京都内で代表世話人会を開き、六月の総会に向け運動方針案を討議しました。日本共産党から志位和夫委員長が出席しました。

 この一年間の運動の総括では、国政革新の共同の可能性が大きく広がる一年だったとの特徴が指摘されました。

 「アメリカいいなりと大企業優先の自民党政治の古い枠組みそのものが問われ、『ルールある経済社会』という提起に、経済界や保守層を含め共鳴する激動の局面だ」との発言がありました。

 「労働争議の現場に解決への前向きな流れが生まれている」「『こんな世の中はおかしい』と青年が声を上げている」ことが紹介され、「若い人のそうした声や模索を受けとめ、一緒に考えるのが革新懇運動だ」との発言が出ました。

 また「全国革新懇が二〇〇三年に先駆的に呼びかけた憲法改悪反対運動が、その後発足した九条の会との共同につながり、世論を変えたのは大きな成果」などの意見もありました。

 この間の活動では、北海道・江別革新懇が取り組むドキュメンタリー映画「シッコ」の上映会を江別市医師会が後援することや、山形・置賜革新懇の後期高齢者医療制度廃止署名に老人会や連合系労組が協力するなど、幅広い共同がすすんでいることが紹介されました。