2010年8月28日(土)「しんぶん赤旗」

カラートCPIM書記長と志位委員長との会談続く


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(写真)会談するプラカーシュ・カラート書記長(右側中央)と志位和夫委員長(左側中央)=27日、日本共産党本部

 志位和夫委員長を団長とする日本共産党代表団とプラカーシュ・カラート書記長を団長とするインド共産党(マルクス主義=CPIM)代表団は27日、党本部で2日目の会談をおこないました。

 前日のインド側の発言を受け、志位委員長は、2004年に決定した新しい綱領の理論的な発展の中心点について、その後の情勢の進展も踏まえて、説明しました。

 志位氏は、新しい綱領が、(1)民主主義革命のプログラムの具体的な内容を明らかにしたこと(2)20世紀に起こった世界の構造変化をふまえ、21世紀の世界をどうとらえるかについて理論的発展をおこなったこと―などを語りました。

 このなかで志位氏は、日本の情勢の現局面、世界の構造変化の結果生まれた新しい世界像、帝国主義の規定の発展、軍事同盟から平和の地域共同への流れ、ソ連崩壊についての党の見解を、自身の野党外交の体験も踏まえて説明しました。

 カラート氏は、志位氏の説明への感謝をのべるとともに、日本共産党がとりくんでいるアメリカや大企業の横暴な支配とのたたかい、「核兵器のない世界」へのとりくみなどについて高く評価すると表明。さらに、外資導入、複数政党制、市場経済と計画経済の結合などについて、CPIMが綱領上の発展をおこなったことを説明しました。

 会談は、28日も継続されます。