2010年7月10日付「しんぶん赤旗」に掲載

選挙は最後までがんばりぬいたものが勝利をつかめる

――この鉄則が今回の選挙ほど重要なたたかいはない

2010年7月9日 幹部会委員長 志位 和夫書記局長 市田 忠義


 参議院選挙は、大激戦・大接戦のまま最終盤を迎えました。日本共産党は、消費税増税、暮らし応援の経済政策への転換、普天間基地問題など、争点となった中心問題で政治論戦をリードし、党の役割を光らせてきました。私たちの声を届ければ、有権者から熱い共感が返ってくる。その手ごたえが終盤になればなるほど、広がりつつあるというのが、私たちの実感です。

 情勢のかつてない大激動のもとで私たちは終盤を迎えています。選挙は最後までがんばりぬき、やるべきことをやりぬいたものが勝利をつかめる――これはどの選挙戦にも共通する鉄則ですが、この鉄則が今回の選挙ほど重要なたたかいはありません。菅政権の支持率が急落し、消費税増税反対の声が日増しに高まり、多くの有権者は、願いをたくせる政党と候補者はだれかを最後の瞬間まで真剣に模索しています。こんなに多くの有権者が、投票の直前になっても投票先を決めかねている選挙はこんどが初めてです。

 選挙の勝負は、まさにこれからです。それは、最後の最後まで一分一秒を惜しんだ猛奮闘にかかっています。

 すべての有権者を対象に、「日本共産党に投票してください」と訴えきる活動を、広げに広げましょう。すべての党員、後援会員、読者、党支持者に協力をお願いして、残る期間、文字どおり史上最大の規模でこの働きかけをやりぬきましょう。

 米国に忠誠を誓い、財界追随に身を落とし、衆院比例定数削減という民主主義破壊の暴挙をくわだてている政権が相手です。この選挙で日本共産党が勝利することは、国民にたいする責任であり、歴史にたいする責任です。日本共産党員としての不屈の気概を発揮して、投票箱のふたが閉まるまで、元気いっぱいがんばりぬこうではありませんか。