2010年4月7日付「しんぶん赤旗」

元気出た/変化わかった

志位委員長訴えに参加者

東京・労働者演説会


 東京都渋谷区で5日、志位和夫委員長を迎えて開かれた日本共産党労働者演説会。田村智子参院比例候補、小池晃参院議員・東京選挙区候補の力強い決意表明と志位委員長の演説に大きな激励の拍手が沸きました。


 演説会の冒頭、新国立劇場による契約打ち切りとたたかい、最高裁に上告中の劇場合唱団員、八重樫節子さんが歌声を披露し、「音楽家だって労働者です」と支援を訴えました。

 演説の内容をノートに熱心にメモしていた大田区の男性(69)は「財界の『国際競争力至上主義』が日本経済を弱めているという話は具体的でよく分かった。以前中小企業に勤めていたので、大企業に買いたたかれる実態はよく知っている。中小企業を守ってこそ内需を拡大し、経済危機を克服する力になるというのはその通り。今日の話は元気が出ました。この内容を多くの人たちに伝えたい」と話しました。

 自治体の非正規職員の女性(51)は「志位さんが官製ワーキングプアの是正をめざすと話していたのは力強く感じた。仕事は同じで住民から見れば区別はないのに、ボーナスも退職金も出ないのはおかしい。そもそも職員は正規雇用にすべきだ」といいます。

 稲城市の男性(25)は「以前勤めたビル管理会社で夜勤を月9回しても手取りは22万円で体を壊して退職。今も体調が戻らない。志位さんの話を聞いて労働者を使い捨てにする社会は今すぐやめてほしいと思った」。針きゅう師の女性は「職場は朝7時から夜9時まで拘束時間も長いのに雇用保険にも入れない。共産党が伸びて働く条件をよくするため頑張ってほしい」と期待を寄せました。

 日本共産党に入党して1年になるという板橋区の男性(21)は「政府が普天間基地に代わる新しい米軍基地を美しい海につくるという話は本当にひどい。自民党と変わらない。国民の民主党への支持もかなり落ちて、大きな変化が起きていることがよく分かった」と感想を語りました。