2009年12月20日(日)「しんぶん赤旗」

パナソニック偽装請負訴訟

最高裁判決で報告集会

志位委員長・小池議員メッセージ


写真

(写真)判決について報告する村田弁護士=18日、東京都内

 最高裁で不当判決が出されたパナソニックプラズマディスプレイ偽装請負訴訟の報告集会が18日夜、東京都内で開かれました。

 原告の吉岡力さんは「不当判決だが、このたたかいは終わらない。職場に戻るまでたたかっていく」と決意表明。偽装請負を告発し、直接雇用を求める各地のたたかいを支援していくとのべました。

 村田浩治弁護士は判決について、「形式的な判断で、問題の本質に目をつぶった」と批判。同時に、偽装請負を認め、違法行為があったとして損害賠償を命じたことは、たたかいの反映だと指摘。「この判決に屈せず、引き続き吉岡さんを職場に戻すたたかいをすすめ、各地の裁判をおおいに展開していきたい」と語りました。

 パナソニックやキヤノンなどを提訴している支援者から、「偽装請負が広がりかねない。負けるわけにはいかず、決意を新たにしている」「労働者派遣法の抜本改正や大企業の責任を求め、一緒に頑張っていく」などと語られました。

 日本共産党の志位和夫委員長、小池晃参院議員、社民党衆院議員がメッセージを送り、「たたかいをさらに広げるために、ともに力をあわせて頑張ろう」と紹介されました。