2009年12月8日付「しんぶん赤旗」

志位委員長、キューバ外相と懇談


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(写真)ロドリゲス外相(左)と志位委員長。右はコシーオ駐日大使=7日、都内

 日本共産党の志位和夫幹部会委員長は7日、来日中のブルーノ・ロドリゲス・パリージャ・キューバ外相と都内で昼食をとりながら懇談しました。懇談はなごやかな雰囲気のなかでおこなわれ、日本の政治・外交、キューバと中南米をめぐる動き、また、アメリカ論から平和、環境問題などのグローバルな課題にまで及びました。

 志位委員長は、ロドリゲス外相の訪日を歓迎し、今年がキューバ革命50年にあたることに触れ、キューバ国民が独立と主権擁護のたたかいを進めてきたことが、現在のラテンアメリカの劇的な民主的変革につながっていると指摘しました。また、「過渡的な性格をもった情勢」のもとで、現在の民主党政権などの政治状況、沖縄の基地問題をめぐる動きを紹介しました。

 ロドリゲス外相は、現在のキューバの国内外の情勢、米国とラテンアメリカをめぐる新しい状況について具体的に説明しました。さらに沖縄の米軍基地問題との関連で、キューバにおかれたグアンタナモ米海軍基地についてのキューバ政府の見解を紹介しました。

 志位委員長とロドリゲス外相は、核兵器廃絶に向けた国際的な交渉を開始することが緊急の課題になっていることや、環境問題が政治的立場の違いを超えて取り組むべき課題になっていることなどについて話し合いました。両氏は、両国国民と両党の間での友好と協力をいっそうすすめることを確認しました。

 懇談には、日本共産党側から緒方靖夫副委員長・国際局長、広井暢子女性委員会責任者、神田米造国際局次長、笠井亮衆院議員が、キューバ側からフェルナンデス・デ・コシーオ大使、アルベルト・ブランコ・シルバ・アジア・オセアニア局長、オレスレス・ペレス・ペレス大臣官房、アンドレス・ゴンサレス・バジェステル参事官らが同席しました。