2009年10月17日(土)「しんぶん赤旗」

“農家にぴったり”

JA全国大会での志位委員長あいさつ

広がる反響 各地で対話


 JA全中(全国農業協同組合中央会)全国大会(10月8日)での日本共産党・志位和夫委員長のあいさつが、その後も各地で話題になっています。日本共産党は、大会の模様と志位委員長のあいさつが掲載された「しんぶん赤旗」日刊紙(9日付)や日曜版(18日号)も持って、農協関係者や農家を訪ねて対話する活動にとりくんでいます。


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(写真)JA全国大会を報じる「赤旗」日曜版10月18日号

 福島県南相馬市では11日、宮本しづえ県常任委員と荒木千恵子市議候補が、7軒の農家と対話しました。

 台風18号で床下浸水の被害を受けた農業委員を、見舞いをのべながら訪問。JA全国大会で志位委員長が初めてあいさつし、一番拍手が多かったことを話すと、「すごいですね」と大変驚きました。「日米FTA(自由貿易協定)は絶対にだめだ」と、党の政策に共感しました。

 新潟県村上市では14日、松井恒一下越地区常任委員と貝沼サツ子元朝日村議が日米FTA反対署名と「赤旗」記事を持って6軒の農家を訪問。会うことができた4人全員が署名しました。松井常任委員は、JA幹部職員や農家をさらに訪問し、対話することにしています。

 岡山県矢掛町の萩野清治町議と美見芳明西部地区委員長は10日、JA役員を訪ねて懇談。この人はJA全中大会に参加していて、「志位さんが提起した二つのことが、いまの農業や農家にとって一番要求にかなったものだったから、志位さんへの拍手が一番大きかった」といい、「全面協力ということにはならないが、共産党には頑張ってほしい」と期待を寄せました。

 北九州市門司区の松ケ江支部の森下宏人支部長と篠田清県副委員長は11日、農家など3軒で対話。ある専業農家では、「2ヘクタールを耕作しているが、やっと暮らしている。農業に展望がなく、息子に後を継げともいえない」と苦しい現状を語りました。志位委員長が大会であいさつし大きな拍手をうけたことを示すと、「農協も変わった」と驚きの声を上げました。民主党が日米FTA推進の立場をとっていることを初めて聞き「日米FTAを認めたら農業は壊滅する」と語りました。

 このとりくみを通じて各地で「赤旗」を購読する農業関係者が相次いでいます。


 JA全中全国大会での志位委員長の二つの提案 (1)農産物の価格保障と所得補償を組み合わせ、再生産が可能な農業収入を保障する(2)関税などの国境措置を維持・強化し、農産物輸入の歯止めない自由化をストップする