2009年8月19日付「しんぶん赤旗」

「政策しっかりしてる」

志位委員長の話に共感

東京 新宿


 東京都新宿駅西口での日本共産党の第一声。「共産党だって」「ずいぶん人がいるのね」と話す2人組や、信号を待ちながら注目する人たちの姿が見られました。演説を聞いた人たちに感想を聞きました。

 「公示日だからどこかの政党が新宿駅で第一声をやるだろう」と、30分前から待っていた三鷹市の及川正弘さん(63)は、年金生活をしながら2級ヘルパーの資格をとるために勉強中です。

 「やっぱり年金に関心があります。どんどん支給額が減らされるようなことは困る。それと消費税。上げられては暮らしが大変になる」。日本共産党が8万3000円の最低保証年金の実現をかかげ、財源は消費税を上げなくてもつくれることを説明すると「民主党は自民党と大差ないし、政策がしっかりしていてまともなことを言っている共産党には数が少ないからぜひ伸びてほしい」と期待します。

 自転車にまたがって演説を聞いていた建築士の男性(33)は偶然通りかかり、「自民党と民主党以外の党がどういう主張をしているか聞いてみたい」と足を止めました。志位さんの演説を聞いて、「社会保障の充実と、大企業や富裕層から税金を取り、米軍への思いやり予算をなくすというのがよかった」と感想を語りました。

 「建設的野党」の立場や、民主党がねらう比例削減について話すと「議席の9割(が自民党と民主党になる)というのはひどいですね。共産党の、政権とらなくても建設的にかかわっていくというやり方はおもしろい」。比例での共産党への投票も「考えてみる」と話しました。

 杉並区からきた女子学生は、「志位さんが言った通り、雇用は正社員が当たり前。大企業を優遇し、労働者を平気で切り捨てるような政治は変えなければいけないと思います」と話していました。