2009年8月6日(木)「しんぶん赤旗」

広島・長崎64周年の月の総選挙

核兵器なくす願い共産党へ

志位委員長訴え

さいたま市


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(写真)志位和夫委員長の演説に聞き入る人たち=5日、さいたま市大宮駅西口

 日本共産党の志位和夫委員長は、広島への原爆投下64周年を前に、5日、さいたま市大宮で演説し、この間の核兵器廃絶への日本共産党のとりくみを語り、「核兵器のない世界」への世論と運動を広げに広げようと訴えるとともに、平和の願いを日本共産党に託してほしいと熱烈に訴えました。

 志位氏は、オバマ大統領にあてた核兵器廃絶への行動を要請した書簡と大統領側からの返書について紹介するとともに、8月4日、デスコト国連総会議長との会談で、核兵器問題での話し合いをおこなったことを報告。志位氏が、核兵器廃絶での協力を要請したのに対し、デスコト議長が「あなたの(オバマ大統領への)書簡をすでに読みました。あなたの見解に賛成です。歴史的好機を生かしましょう」と応じ、議長と核兵器廃絶への協力で一致したとのべると、大きな拍手がわきおこりました。

 また、志位氏が、8月3日の原水爆禁止世界大会・国際会議に党の代表者として初めて出席し、「いま日本がなすべきことは、アメリカの『核の傘』から離脱して名実ともに『非核の日本』になることにあります。そうしてこそ被爆国として核兵器廃絶のイニシアチブを発揮することができます」と発言したことを報告すると、「その通り」の声と拍手がおこりました。

 さらに、志位氏が、「こんどの総選挙は、64年目の広島・長崎の記念日の月に行われる選挙です」と熱い思いを込めて訴え、「『核兵器のない世界』、『戦争のない世界』、憲法9条を守れ、平和への願いは反戦平和を一筋に貫いてきた日本共産党にお寄せください」と訴えると、駅前を埋めた聴衆から大きな拍手と歓声がわきおこりました。