2009年7月26日付「しんぶん赤旗」

「本気度を感じた」

東京 志位委員長訴えに青年


 「『自公政権さようなら』、安心と希望の新しい日本への願いは、どうか日本共産党に託してください」―。日本共産党の志位和夫委員長は25日、東京・浅草の雷門前と有楽町の繁華街で演説し、こう力を込めました。

 浅草雷門前は、隅田川花火大会の当日とあって、浴衣姿の若者などで大にぎわい。「今回は自公以外のすべての政党の考えを聞いてみたいと思っていた」と足を止めた若者など、演説は大いに注目を集めました。

 志位氏は、今回の総選挙では、日本共産党の躍進で自公政権に決定的な審判を下すとともに、(1)「ルールある経済社会」をつくる(2)「自主・自立の平和外交」に転換する―という新しい日本の進路を選んでほしいと呼びかけました。

 買い物帰りの男性(27)=千葉県在住の会社員=は、「自公政権を退場させ、新しい政治をつくろうという本気度を感じた。自公政権が終わるのは間違いないと思うけど、次をどうするか。党内でも主張がバラバラの民主党に任せられるだろうか。自分たちの若い世代の利益を代表する政党を選びたい」と話しました。

 有楽町駅前で演説を聞いた「どちらかといえば与党支持」という大学2年生の男性(19)は、「共産党には、あまりいいイメージがなかったけど、演説を聞いて共感がもてた。障害者自立支援法。あんな弱いものいじめの制度はかわいそうでおかしい。同じ野党の中でも、民主党の財源論では、結局のところ、おれたちの世代に負担がふりかかってくるのではないかと思う。それはいやだ」と語りました。

 東京の衆院候補が決意を表明。浅草では、笠井亮比例候補と中島つかね2区候補が、有楽町では冨田なおき1区候補が訴えました。