2009年7月12日付「しんぶん赤旗」に掲載

都議選大激戦

候補者先頭に大奮闘

志位委員長 江東・文京・北・新宿・品川・大田


 日本共産党の志位和夫委員長は都議選最終日の11日、江東、文京、北、新宿、品川、大田の6選挙区、10カ所で演説しました。志位氏の応援をうけ、7人の都議候補も、「何としても激戦を勝ち抜かせていただきたい」と最後の力をふりしぼり、どこでも聴衆の盛んな拍手が沸き起こりました。


江東・あぜ上候補

 多数激戦となっている江東区(定数4―立候補8)では、党議席奪還をめざす、あぜ上三和子候補が「命をそまつにして無駄づかいする石原都政にたいし、はっきりモノを言う議席が必要です。安心の医療と介護、安心の子育てを支える都政をつくる、この願い、どうか私に託してください」と訴えました。

文京・小竹候補

 自民、民主と大激闘を繰り広げる文京区(同2―3)では、議席死守、3期目をめざす小竹ひろ子候補が「保育園待機児ゼロ、75歳以上の医療費ゼロ、そして30人学級、実現まであと一歩です。財源はあります。無駄づかいも必ずやめさせます。何としても私を押し上げていただき、実現させてください」と気迫を込めました。

北・そね候補

 自民、公明、民主2と1票を争う大激戦の北区(同4―5)では、5期目をめざす、そねはじめ候補が「北区の四つの議席のすべてを、自民、公明、民主の石原知事応援団に独占させてなるものか。福祉、医療、教育を大事にする議席、どうしても守らせてください」とこん身の力を込めました。

新宿・大山候補

 新宿区(同4―8)では、5期目をめざす大山とも子候補が「高齢の女性が私の手をギュッと握っていいました。『本当に医療費が大変なんです』と。私はその手に込められた期待、苦しさ、辛さを受け止め、願いを実現したいんです。どうか押し上げてください」と、党の議席の値打ちを訴えぬきました。

品川・鈴木候補

 品川区(同4―7)では党議席奪還をめざす鈴木ひろ子候補が訴えます。「昨年10月、妊婦さんが8カ所も受け入れを断られて一度もその手で抱くことなく亡くなりました。お母さんの命を奪ったのは、医療つぶしをすすめてきた政治の責任です。小児病院をはじめ、都立病院を守れる議席は共産党だけです」

大田・かち候補

 黒沼候補 大激戦のなか、複数議席の奪還をめざす大田区(同8―14)では、現職の、かち佳代子候補が「都立荏原病院を公社に投げ出す自民、公明、民主には都民の命も医療も守れません。私は都立に戻して医師・看護体制を確立し、安心の医療機能を取り戻します。都民の苦しみはそっちのけの逆立ちした政治をなんとしても正さなければなりません」と力説しました。

 新人の黒沼良光候補は「都政に欠けている福祉、医療、くらし、さらに中小企業、その魂を取り戻すために全力を挙げてがんばってきました。『中小企業は日本の宝』との位置づけへの共感も広がっています。負けるわけにはいきません」と訴え、大声援を受けました。