2009年7月10日付「しんぶん赤旗」に掲載

都議選

「命守る議席」その通り

杉並・中野・港・文京 志位氏に共感


 志位委員長は、都政では、自公に加えて民主も「オール与党」の一員だと指摘してきたが、石原都知事もこの選挙戦で「本当にそうだ」と演説し、知事の“お墨付き”を与えていると紹介。「都民と区民の大切な議席を『オール与党』に独占させるわけにはいきません」と力説し、(1)福祉・医療・教育を良くしたい(2)無駄づかいを一掃したい(3)政治を大本から変えたい―この“三つの願い”をこぞって日本共産党の候補者に託してくださいと訴え抜きました。

 杉並区では、自転車を止めた50代の女性が「この前麻生首相が来たばかりなのに、今日は志位さんが来た」と激戦ぶりにびっくり。演説を聞いて「消費税より大企業に税負担をという話がよかった」と語りました。

 中野区で演説に拍手を送った女性(72)は、「『三つの願い』は私たちの心からの願い。共産党の議席が命を守る議席だと胸にしみました。あの人はだめ、この人はいいという先入観をなくして共産党応援の輪を広げたい」と話しました。

 港区では演説終了後、「だれに入れるか迷っていたけど、決めたわ」と声を弾ませた女性や、「大企業経営者のなかにも共産党と同じような主張をする人がいると知って安心した」というサラリーマンの男性(28)も。一方、「自民党は絶対に落としたい」という女性(60)は「現実的な選択をしたい」と語り、最後まで悩み続けました。

 文京区で演説を聞いていた村木幸子さん(85)はいいました。

 「75歳以上の医療費の無料化をなんとか実現してほしい。これまで100人近くに小竹さんへと声をかけましたが、最後の3日間、さらにその人たちから広げてもらえるように頑張りたい」