2009年5月27日付「しんぶん赤旗」
日本共産党国会議員団南関東ブロック事務所は二十六日、衆院第二議員会館で国会要請・署名提出集会を行いました。二十数人が参加し、消費税増税に反対し減税を求める、各地で集めた一万三十五人分の署名を衆院候補らが提出。署名を受けとった日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました。
志位氏は消費税について、増税理由に、社会保障の財源だけではなく、新たに、増えた借金の解消を持ち出さざるを得なくなったとのべ、選挙買収の一回限りのバラマキのつけを消費税に回すことは許されないと語りました。
増税のねらいが、大企業の税負担軽減だということが明瞭(めいりょう)になったとのべ、これまで消費税増税が法人税減税の穴埋めに使われたが、これからも政府の「中期プログラム」などすべての計画で消費税増税と法人税減税が一体で書き込まれていることをあげました。
欧州や米国の、付加価値税の減税、低所得者への所得税の恒久的減税、富裕層への最高税率引き上げや、多国籍企業や海外子会社への課税強化を紹介。世界の流れが庶民減税で庶民の懐を温め、金持ちや大企業に適正な負担を求める日本共産党の主張と同じになってきているとのべ、消費税増税反対を選挙戦の大争点に押し上げようと訴えました。
はたの君枝、小倉忠平、えんどう昭子、斉藤和子の衆院南関東比例候補が参加し決意をのべました。