2008年12月23日付「しんぶん赤旗」

中国共産党友好代表団と志位委員長が会談


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(写真)李中国共産党友好代表団団長(左)と会談する志位委員長=22日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は二十二日、党本部で李規恒・雲南省党委員会副書記を団長とする中国共産党友好代表団と会談しました。

 志位氏は、李副書記の訪日を歓迎するとともに、日中両党関係正常化後の十年間、両党関係が順調に発展し、近年の日中両国の関係改善と発展にも両党の努力が貢献していると評価しました。

 李氏は、日中両国関係の長足の改善と発展のなかには、日本共産党の心血が注がれていることをよく知っていると述べました。

 会談では、現在の国際金融危機について意見交換しました。志位氏は、日本の場合、内需を活発にする対策が重要であり、とくに大企業が進める大量解雇をやめさせるたたかいが焦眉(しょうび)の課題となっていると指摘。雇用を守るたたかいが全国各地に広がっていることを紹介しました。

 李氏も、国際金融危機が中国沿海部を中心とする輸出型産業に打撃を与えていると指摘し、中国の党・政府が進めている内需拡大を重点とした対策を説明しました。

 志位氏は、今回の国際金融危機は、ある意味では資本主義始まって以来の危機と指摘しつつ、この危機への対応に社会主義をめざす中国が成功するならば、それは大きな意味を持つことになると述べました。

 会談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、森原公敏国際局次長が、中国共産党から王淑霞・中連部アジア二局参事官、駐日中国大使館の林欐参事官らが出席しました。