2008年12月9日(火)「しんぶん赤旗」

生活・雇用 本格闘争を

全国革新懇が代表世話人会


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(写真)全国革新懇の代表世話人会=8日、東京都内

 全国革新懇は八日、東京都内で代表世話人会を開き、麻生内閣の支持率が急落したいまの政治情勢や今年一年の運動の前進の特徴などを論議しました。日本共産党から志位和夫委員長が出席しました。

 「暮らしの悪化、空前の規模の『首切り』が襲いかかり、一大社会問題になっている。同時に、非正規労働者が組合を結成して立ち上がるという強力な反撃が始まってきた。本格的な闘争を革新懇もすすめたい」との決意が語られるとともに、全労連などから年内に雇用を守る緊急の申し入れや労働相談を計画していることが報告されました。

 「若者が、自己責任論を乗り越え立ち上がる大きな変化を、自分たちのたたかいでつくってきたと思う」「病院の統廃合問題など、特に地方で党派を超えた共同が進んでいる」などの状況が報告され、「命を奪う政治とたたかう」という革新懇の方向が、世代や党派を超えて国民的な声になっているとの認識が共有されました。

 「自民に代わって民主が政権をとっても、単なる取り繕い策ではやっていけないと国民は感じている」との指摘もありました。

 引き続き革新懇として、景気の悪化から暮らしと雇用を守る取り組みを強めること、新しい国政への共同を広げること、職場・地域・青年組織の拡大に取り組むことが提起されました。来年度の全国総会を春に、延期されていた全国交流会を秋に開く方向で検討をすすめることを確認しました。