2008年11月6日(木)「しんぶん赤旗」

世直しの波 四国から

志位委員長、笹岡氏勝利へ駆ける


写真

(写真)笹岡まさる衆院予定候補(右)とともに訴える志位和夫委員長=5日、高知市

 「日本共産党・笹岡まさるさんを比例で押し上げて四国から日本の“世直しの波”を起こしていこう」。志位和夫委員長は五日、高知、徳島、香川と四国三県を駆け巡り、笹岡衆院四国比例予定候補とともに党躍進への支援を呼びかけました。

 現在党議席が空白となっている比例四国ブロックの定数は六議席。志位氏は各地で、「どうしてもこの一角に日本共産党の議席をえて、四国のみなさんの声がまっすぐに国会に届くようにさせていただきたい」と訴えました。

 志位氏は、雇用の安定、社会保障の充実、農業の再生など国民生活を土台から温めてこそ景気・経済は立て直せると強調。小泉政権以来、年間十三兆円の国民負担増を押し付けた自公政権が「一回こっきりの二兆円の給付金のバラマキで勘弁してくれといっても、勘弁ならんというのがみなさんの気持ちではないでしょうか」と訴えると、ひときわ大きな拍手がわき起こりました。

 その上で「麻生首相は、三年後の消費税増税を掲げているが、これでどうして景気がよくなるのか」と述べ、消費税増税反対、食料品非課税を訴えると、再び盛んな拍手に包まれました。

 高知市中央公園での演説に、バスで二時間かけて四万十町から参加した男性(24)は、「志位さんが言った、米一俵一万八千円の農家収入の保障が実現できたらいいですね。田舎では仕事が少ないので農業で生活できるようになれば」と期待を寄せました。

 笹岡予定候補は、自公政治が、地域の農林漁業や医療体制を壊し、若者の「使い捨て」労働を広げてきたことを批判。「この悪い政治をただす日本共産党の議席をもう一度取り戻させてください」と訴え拍手を受けました。