2008年11月2日(日)「しんぶん赤旗」

月刊誌 共産党に注目 志位委員長登場

ビジネス・自動車・ファッション・音楽


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(写真)志位和夫委員長の記事を掲載した雑誌

 経営者向け雑誌『BOSS』など四つの月刊誌が、最新号で相次いで日本共産党の志位和夫委員長の記事を掲載しています。ファッション誌や自動車ユーザー専門誌にまで掲載されるなど、違法な非正規雇用の横行や貧困の拡大に正面から取り組む党の役割は幅広い層に注目されています。

 『BOSS』十二月号は、志位さんが「経営塾」主催のフォーラム(九月二十二日)でおこなった講演を四ページにわたり掲載。志位さんは、利潤第一主義を原理とする社会が、いずれは「新しい未来社会に移っていく」との展望を語りつつも、当面は「ルールなき資本主義」を「ルールある経済社会」に変えるのが課題だと説明。経営者、企業幹部らを前に、「当面の課題は資本主義の枠内で改革していくということですから、そこまでまず、ご一緒いたしませんか」と問いかけています。

 「『蟹工船』ブームをどう見る?」と志位氏を取材したのは、男性向けファッション誌『GQ JAPAN』です。志位氏は、「この本で描かれたような奴隷的な労働が、現代において新しい残酷さで復活している」と指摘したうえで、『蟹工船』は「奴隷労働の背後にある社会関係」など「奴隷労働の根源にある問題」をも描き出していると解明しています。

 同誌編集部の国貞文隆さんに志位さんを取り上げた理由を聞くと、「格差社会が進行し、『蟹工船』が売れているなかで、この問題で頼れる人はだれかと考えると、私たちからみても志位さんだった。社内に驚きはあったが、自然に受け止められた」と語ります。

 「日本共産党は主張する!!“使い捨て”非正規労働者を調整弁にするな」「平成の『蟹工船』はトヨタが元凶だ」という大見出しは、内外の新車情報をスクープする『ニューモデルマガジンX』十二月号。自動車ユーザーの視点で日本共産党とトヨタを取材し、「トヨタをはじめとした大企業の責任は重い」と鋭い批判を投げかけています。

 音楽家向け月刊誌『ショパン』十一月号は、志位さんをピアニスト・リヒテルのファンだと紹介し、志位さんのリヒテルへの思いを語ったインタビューを掲載しています。