2008年10月26日(日)「しんぶん赤旗」

夢と希望ある仕事 保障して

横浜 志位委員長の訴えに声援


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(写真)足を止め、志位和夫委員長の街頭演説を聞く人たち=25日、横浜・上大岡駅前

 「大企業から家計に経済政策の軸足を移す大転換が必要です」―横浜市港南区の上大岡駅前で二十五日、こう力説して、日本共産党の躍進を訴えた志位和夫委員長に、聴衆からは盛んな拍手と声援がわき起こりました。

 土曜日の昼下がり。ベビーカーを押した若い夫婦が「共産党だって。テレビでまともなことをいっているよね」と聞き入りました。駅前に集まった多くの支持者の前で、志位氏が、経済・景気問題を切り口に演説を始めると、通りがかりの人たちも足を止めました。

 志位氏は、日本の景気を立て直す土台にもなる「安定した雇用」を求める中で、「生きている人間を搾れるだけ搾り、景気のよいときは人件費のコストダウンで大もうけ。そして、悪くなったら調整弁のように首を切る―大企業の横暴勝手は政治の力でやめさせなければなりません」と強調。「その通り」という力強い声が、聴衆からあがりました。

 求職中の男性(29)は、「まともに生活できる、夢と希望を持てる仕事を政治が保障してほしい」と日本共産党に期待します。

 志位氏は、舛添要一厚生労働相が後期高齢者医療制度をバスにたとえたイラストを掲げ、そこで「行き先はうば捨て山」と認めていることを紹介。「ここまできたら、撤廃するしかない」と訴えると、「そうだ」の声と拍手がわき起こりました。

 「われわれは国のために働いた。それを切り捨てる政治は、とんでもない」。こう話したのは通りがかりで足を止めた七十歳の男性です。「最近、五十年ぶりに『蟹工船』を読み返した。あれは貧しい人の叫び、労働組合活動の原点だね。自民、民主は、言葉遣いは違うが、やろうとしている中身は同じ。今度こそ共産党が伸びないとだめだ」と力を込めました。

 バスでやってきた男性(79)は、「憲法や海外派兵の問題など、自民、民主は同質だ。本当に中身を変えなきゃだめ、共産党じゃなきゃだめだと周りにも言って歩いている」と話しました。

 こうざい亮子・衆院神奈川1区予定候補と高山おさむ同2区予定候補が決意を表明。衆院南関東比例のはたの君枝予定候補は、「憲法通りの福祉と平和を大事にする日本の国づくりのため、日本共産党を伸ばし、志位委員長はじめ私も国会に送ってください」と訴えました。