2008年6月17日(火)「しんぶん赤旗」

中国・ミャンマーの災害に救援募金第二次分届ける

志位委員長


中国・崔大使に

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(写真)第二次分の救援募金を届け、握手する志位和夫委員長(左)と崔天凱駐日中国大使=16日、東京・中国大使館

 日本共産党の志位和夫委員長は十六日、中国大使館を訪れ、崔天凱(さいてんがい)駐日中国大使に、四川大地震の被災者への救援募金(第二次分)千六百八十三万円を届けました。日本共産党は五月十二日の地震発生後から募金を呼びかけ、志位委員長は五月二十九日に第一次分として千四百一万円を崔大使に届けています。

 崔大使は「草の根から寄せられたこの支援は、被災地域の人々への大きな励ましです」と謝意を表明。十四日に発生した岩手・宮城内陸地震に対して「心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興を願っています」と述べました。

 志位委員長は崔大使のお見舞いに感謝を述べ、日本共産党として岩手・宮城内陸地震の被災者にたいする救援活動を開始したことを紹介。「四川大地震は規模が巨大で、復興には長期の努力が求められ、ひきつづき国際的な支援が必要です。双方が意見を交換しながら、今後も必要な協力をすすめていきたい」と語りました。

 懇談には、日本側から森原公敏国際局次長、中国側から葛広彪、林欐両参事官らが同席しました。

UNHCR・滝澤駐日代表に

 日本共産党の志位和夫委員長は十六日、日本共産党本部で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の滝澤三郎駐日代表、日本UNHCR協会の根本かおる理事・事務局長、谷口朋子参事の訪問を受け、懇談しました。

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(写真)UNHCRの滝澤三郎駐日代表(左)から感謝状を受け取る志位和夫委員長=16日、党本部

 滝澤代表は、党中央委員会に寄せられ、UNHCRに第一次分として届けたミャンマーのサイクロン被害救援募金への感謝状を志位委員長に渡し、「多額の募金をスピーディーに届けていただき、ありがとうございます」と謝意を述べました。感謝状には、この支援は「難民の人々が、未来への希望をもって生きていく大きな力になります」、「世界の難民の人々に代わって、謹んで感謝の意を表します」と記されています。

 志位委員長はこの日、第二次分として六百五十万円、アフリカの児童の救援にと寄せられた募金五十万円を渡し、「ぜひ被災者の支援のために役立ててください」と述べました。

 滝澤代表は、「『赤旗』読者の方々は、困った人、弱い人に目線をおき、強く共感していらっしゃることを感じます」と述べました。根本事務局長は「UNHCRはミャンマーのデルタ地帯に二カ所救援拠点をおいています。いま被災者が自宅に戻りはじめているので、家の修復ができるよう資材を提供する必要があります」と現地の様子を紹介しました。

 懇談には日本共産党から森原公敏国際局次長、田代忠利国際局次長が同席しました。