2007年12月27日(木)「しんぶん赤旗」

志位委員長、ベトナム大使と懇談


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(写真)懇談するチュー・トゥアン・カップ駐日大使(右)と志位委員長(左)=26日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は二十六日、党本部で、離任のあいさつに訪れたチュー・トゥアン・カップ駐日ベトナム大使と懇談しました。

 カップ大使は「四年間の在任中に日本共産党から大きな援助を受けたことに感謝します」とのべ、さらに「ことし一月の志位委員長のベトナム訪問は、ベトナム共産党と日本共産党の関係を発展させる大きな力になりました」と語りました。

 志位委員長は、ベトナム訪問でのノン・ドク・マイン書記長、グエン・タン・ズン首相らとの会談がたいへん実りの多いものであったこと、また最近、国賓として訪日したグエン・ミン・チエット国家主席との会談、十一月に行われた両党間の理論交流などにふれ、「日本共産党とベトナム共産党は一九六六年からの長い伝統的関係をもっていますが、二〇〇七年は、それを新しい段階に大きく発展させる年となりました。今後とも、両党間で、平和の問題、理論交流などでひきつづき協力を発展させたい」と期待をのべました。

 カップ大使は、志位委員長の言葉にうなずきながら、「二〇〇八年は両国の国交樹立三十五周年になります。この機会に、両国関係、両党関係をさらに大きく発展させたい」と応じました。

 志位委員長は、日本共産党指導部が両党関係の新しい発展を喜び、ベトナムのドイモイ(刷新)の事業の成功を心から願っています、とのマイン書記長をはじめとするベトナム共産党指導部へのあいさつをカップ大使に託しました。

 懇談には緒方靖夫副委員長・国際局長、森原公敏国際局次長らが同席しました。