2007年11月9日(金)「しんぶん赤旗」

くらしと政治、日本の前途

甲府で志位委員長と語る集い


 くらしと政治、日本の前途を語り合おうと八日、日本共産党の志位和夫委員長を迎えた語る集いが山梨県甲府市で開かれました。三百五十人を超す人が参加し、用意されたいすでは足りず立って聞く人、会場に入りきれずホールの外で聞く人も。初参加の人も多数参加しました。


 大きな拍手に迎えられた志位氏は、福田首相と小沢民主党代表の会談での大連立構想の頓挫と、小沢代表の辞意撤回のてん末は何を示したかについて語り、大連立の火種は残っていること、自衛隊の海外派兵の恒久法づくりの危険な企てで一致があることを批判しました。

 志位氏は、「国民のみなさんのどんな願いをとってみても、それを実現しようと思ったら自民党政治のゆがみにぶつかります」とのべて、大企業中心主義、アメリカ言いなり政治のゆがみをただし、日本の政治を根本から切り替える「日本改革」の方針を説き明かしました。

 「志位委員長になんでも聞いてみよう」のコーナーでは、「障害者自立支援法で本当に困った」「自衛隊についてどう考えるか」「政党助成金は、もらったうえで、廃止を主張すれば」「若者をひきつける政策は」「南米の社会主義をどうみるか」など、質問が次々出されました。志位氏は、一つひとつていねいにこたえ、障害者自立支援法の問題では、「一割負担をやめさせないと問題は解決しません。応能負担に戻させることが抜本的な解決です。政府も抜本見直しというようになっており、ぜひその声を上げましょう」と運動を激励しました。

 志位氏は最後に、入党のよびかけをおこなうとともに、「総選挙での日本共産党の躍進に力をお貸しください」と呼びかけました。

 衆院南関東ブロック比例候補の、はたの君枝元参院議員、えんどう昭子党山梨県委員もあいさつしました。

 二十歳の女子学生は、「高齢者や青年、障害者といった弱い立場の人の声を聞いてくれるのは共産党だと思いました」と話しました。

 集いの案内のなかで二人が入党しました。