2007年10月31日(水)「しんぶん赤旗」

中国共産党組織局長と志位委員長が懇談


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(写真)懇談する傅思和・中国共産党中央組織部組織局長(左)と志位和夫委員長=30日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は三十日、党本部で訪日中の中国共産党中央組織部代表団の訪問を受け、懇談しました。

 団長の傅思和(ふしわ)組織部組織局長は、二十一日に終了した中国共産党第十七回大会が中国の特色のある社会主義の道を前進させ、科学的発展観を深く貫く方針を決め、成功裏に開かれたと紹介しました。また、中国共産党と日本共産党はともに長い歴史をもち、それぞれが多くの経験をもっており、両党間の交流をさらに発展させたいと述べました。

 志位委員長は、中国共産党大会の成功と胡錦濤総書記の再選に祝意を表明。志位氏は、大会報告を読んで、中国共産党が国内の発展の成果を確認しつつも、社会的格差、環境問題、資源問題などの現状や矛盾をリアルにとらえ、打開をはかろうとしていることなどが印象に残ったと語りました。

 傅局長は、党建設では党内民主主義の拡大を模索し、党内民主主義の拡大を通じて社会全体の民主主義を促すことを重視していると述べました。

 なごやかに行われた懇談には日本共産党から緒方靖夫副委員長、中井作太郎党建設委員会責任者、西口光国際局長代理が、中国側から趙世通(ちょうせつう)中国共産党中央対外連絡部日本処長、駐日中国大使館の林欐(りんれい)参事官らが同席しました。