2007年10月24日(水)「しんぶん赤旗」

あかつき印刷60周年祝う

各界から430人 志位委員長あいさつ


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(写真)あかつき印刷創立60周年祝賀会。祝辞をのべる志位和夫委員長=23日、東京都内のホテル

 あかつき印刷創立六十周年祝賀会が二十三日午後、東京都内のホテルで開かれました。各界から約四百三十人が参加、憲法公布直前の会社創立いらい果たしてきた歴史的役割をふりかえりつつ、今後の発展へ強い期待をこめた祝賀会となりました。

 あいさつに立った佐野一社長は、「アカハタ」を印刷している、あかつき印刷への一九五〇年六月の封印・弾圧などの歴史にもふれつつ「日本共産党の中央機関紙発行の歴史と伝統、各団体の機関紙の印刷を通じた社会的貢献を誇りにし、今後広範な人々と協力・共同して、強靭(きょうじん)な企業をつくりあげたい」とのべました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、創立時の労働者十五人から出発し、「アカハタ」発刊停止など幾多の困難をのりこえ、発展してきたあかつき印刷の歴史と、五百にもおよぶ各団体の機関紙・印刷物発行にふれ「革新・民主のジャーナリズムの共同の印刷所として果たした役割は不滅の光を放っている」と、敬意と感謝を表しました。現在のマスコミ状況にふれつつ、安倍・「靖国」派内閣を追いつめ、崩壊においこんだ革新・民主のジャーナリズムの大きな役割を指摘。「真実に立った言論は必ず歴史を前に動かす」と、共同して発展していくことをよびかけました。

 これに先だって参加者はウクライナ出身の歌手ナターシャ・グジーさんの歌と演奏を楽しみました。あかつき印刷利用者懇談会代表世話人で、うたごえ新聞編集長の三輪純永さんが祝辞をのべ、新日本婦人の会の高田公子会長が乾杯の音頭をとりました。日本共産党から志位委員長のほか、緒方靖夫副委員長、上田均財務・業務局長、岩井鐵也機関紙活動局長、奥原紀晴赤旗編集局長、松宮敏樹日曜版編集長、地方党組織の代表、議員団など多数が出席しました。