2007年10月12日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長、新任の崔天凱中国大使と懇談


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(写真)懇談する崔天凱駐日中国大使(右端)と志位和夫委員長(左端)=11日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は十一日、着任あいさつのために党本部を訪れた崔天凱中国大使と懇談しました。

 崔大使は着任のあいさつをしたのち、日中関係が改善と発展の方向にむかっている時期に着任したとのべ、歴史問題と台湾問題できちんとした立場をとってきた日本共産党が有益な役割をはたしてほしいと期待を表明。日本共産党との良好な関係をはかっていきたいと語りました。

 志位委員長は、大使の着任を歓迎。日中両国関係をさらに前進させるためには、歴史をゆがめる逆流の根をたつことが重要であるとし、六カ国協議を成功に導くことで北東アジアに平和の体制を構築するために互いに協力したいとのべました。また、日中両党での理論交流をさらに発展させたいと表明しました。

 崔氏はこれに賛同し、中国は理論の刷新を重視しているとして理論交流の重要性を指摘しました。さらに、北東アジアでの平和体制確立のために協力していきたいとのべました。

 なごやかな雰囲気のなかでおこなわれた懇談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長・国際局長、穀田恵二国会対策委員長、中国大使館から孔鉉佑公使、葛広彪参事官らが同席しました。