2007年8月28日(火)「しんぶん赤旗」

革新懇 出番の情勢

代表世話人会 全国交流会成功を

志位委員長あいさつ


 全国革新懇は二十七日、都内で代表世話人会を開催し、参院選後の新しい政治情勢にふさわしく、十一月十七、十八両日、金沢市でおこなう地域・職場・青年革新懇全国交流会を大成功させようと話し合いました。

 討論の冒頭、日本共産党の志位和夫委員長が、先の参院選でさまざまな形で支援を受けたことに感謝を表明したうえで、選挙結果の見方などについて報告しました。

 志位氏は「参院選結果を大局的につかむことが大事です」として、自公の大敗という結果が、弱肉強食の「構造改革」路線の大破たんであると同時に、「靖国」派の改憲押し付け路線への「ノー」の審判であると指摘。民主党が自公批判の受け皿となったが、自公政治に変わる新しい政治の方向の答えは出ておらず、革新懇の三つの共同目標(平和・民主主義・生活向上)に沿ってどんな日本をめざすのか、日本改革の内容を国民の中で語ることがこれまで以上に重要であり、「革新懇出番の情勢だ」と強調しました。

 討論でも、「主権者・国民が安倍路線に打撃をあたえた」「選挙結果は自民党政治と改憲路線が国民に拒否されたもの」などの発言が続きました。

 また、原水爆禁止運動や人権を守る運動に多くの青年が参加していることや、母親大会に多くの若いお母さんたちが子ども連れで参加しているなど、平和や暮らしを守る新しいエネルギーが高まっていることが強調されました。

 会議では、こうした新しい状況にふさわしく、全国交流会にむけて地域、職場革新懇の結成を促進し、とりわけ青年が多数参加する交流会として成功させることが確認されました。