2007年5月24日(木)「しんぶん赤旗」

志位委員長、糸数けいこ氏と懇談

新基地許さず9条守り抜く


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(写真)糸数けいこ参院沖縄選挙区候補(右)と懇談する志位和夫委員長=23日、党本部

 七月の参院選に日本共産党などの推薦で沖縄選挙区から立候補する糸数けいこ前参院議員が二十三日、日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長と懇談しました。

 糸数氏は「今年は復帰三十五年ですが、変わらない沖縄の実態がある」と指摘。「新基地建設を許さず、憲法九条をなんとしても守ることを前面に押し出して、たたかっていきたい。さらに大増税反対など暮らしの問題を訴え、二つの軸でがんばっていきたい」と決意を語りました。

 志位氏は「とても大事なことですね」と応じ、党としても「必ず勝てるように全力をあげたい」とのべました。

 また、過去の戦争は正しかったとする“靖国派”の本心をもつ安倍晋三首相が憲法を変えようとしていることは、二重に危険なことだと指摘。安倍内閣がアメリカに対してもいいなりで、自衛艦まで出して沖縄に米軍新基地を押し付けようとしていることを批判しました。

 糸数氏も「きっちりたたかっていきたい」と強調。両氏はしっかりと握手を交わしました。

 会談には、沖縄社大党の喜納昌春委員長と比嘉京子書記長、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員(沖縄県委員長)が同席しました。

 日本共産党沖縄県委員会、沖縄社大党は今月上旬、糸数氏を無所属の統一候補として擁立することで合意、三者間で政策協定と覚書を結んでいます。糸数氏は、社民党、民主党とも政策協定を結んでいます。選挙戦は、自民党公認、公明党推薦の現職との一騎打ちになる見込みです。