2007年3月5日(月)「しんぶん赤旗」

志位委員長と青年懇談

手ごわいのは安倍首相? 小泉前首相?

佐賀


 「志位委員長がズバリ語ります」―。日本共産党の志位和夫委員長は三日、佐賀市の文化会館で開かれた演説会の後、青年との懇談会に参加しました。会場には「初めて志位さんの話を聞いた」という青年から「正論を堂々と主張する共産党大好き」という青年まで約五十人。志位委員長は、政治家の事務所費問題や党の農業振興策についてなど、幅広い分野から出される質問に一つひとつ丁寧に回答しました。

 「出される質問に即座に答えて、さすがだと思った」と語るのは今年、高校を卒業するという女性(18)です。志位委員長には、「小泉前首相と安倍首相。どちらが手ごわいですか」と質問をぶつけました。

 この質問には志位委員長も「どちらが手ごわいかということは、あまり感じたことはないですね」と苦笑い。ただ、政治的立場の違う相手との論戦でも気をつけていることとして「事実にもとづいて議論し、立場の違いがあっても、相手を人間として侮辱したりしないこと」と志位委員長が答えると、会場からは「ほー」という感嘆の声があがりました。

 「共産党はいいことを言うのに、なぜ支持率が上がらないのか」との質問には、「世の中を大本から切り替えようとする勢力には、風当たりも強くなる」と、反共攻撃をはね返して前進してきた党の歴史も交えて紹介。「今度のいっせい地方選挙、参院選挙でも自らの力で道を切り開き躍進を果たしたい」と話しました。

 懇談の最後には、志位委員長を囲んで青年たちが記念撮影。志位委員長が退席した後は、春名なおあき参院比例予定候補、むとう明美県議予定候補が質問に答えました。