2006年5月27日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

国民大運動県実行委

悪法阻止へ国会要請

神奈川選出の議員に

要請前に集会 志位氏が報告


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(写真)報告する志位氏(中央)=26日、国会内

 神奈川県内の労働組合や民主団体などでつくる「軍事費削ってくらしと福祉・教育の充実を国民大運動神奈川県実行委員会」は二十六日、国会内で県選出議員らに医療改悪や国民投票法案、教育基本法改悪、大増税反対を訴える要請をしました。要請前に集会を開き、日本共産党の志位和夫委員長が国会情勢を報告しました。

 志位氏は同日午前、参院本会議で与党と民主党の賛成多数で行革推進法が可決されたことを報告し、「公務員削減ありきの住民サービスを切り捨てるものです」と厳しく批判。また、教育基本法改悪法案の内容を説明したうえで、「国会の会期延長を許さず、数々の悪法を廃案にするために全力を尽くします。ともにがんばりましょう」と呼びかけました。

 主催者を代表し、県社会保障推進協議会の塚原信介事務局長が「悪法の内容が国会審議でますます明らかになっている。悪法阻止のため、国民世論を高めていこう」とのべました。

 各団体代表から決意が語られ、多くの署名が志位氏に手渡されました。

 参加した神奈川県民主医療機関連合会の笹川望さん(24)は「医療改悪は本当に許せない。患者さんに負担が重くなることを話すのはつらい。廃案をめざしてがんばりたい」と語りました。

 小池晃参院議員の田井共生秘書も参加しました。