2006年5月27日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

教育基本法改悪に反対

権力の無制限な介入明らかに

志位委員長が傍聴者と懇談


写真

(写真)志位氏との懇談に集まった参加者=26日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は二十六日、衆院教育基本法特別委員会での質問後、国会内で、首都圏各地から参加した傍聴者ら約三十人と懇談しました。志位氏は「教育基本法改悪の問題点を浮きぼりにして、改悪反対の世論を広げていきましょう」と呼びかけました。

 席上、志位氏は、この日の論戦について報告しました。教育基本法改悪法案が「国家的権力が教育へ無制限・無条件に介入し、教育の自由を侵害するものであることが明らかになった。『教育への国家的権力の介入は抑制的であるべき』という最高裁判決文の中身や憲法の精神からも反すること」と批判し、「運動を盛り上げ、今国会での成立阻止をめざしましょう」と呼びかけました。

 参加者からは「改悪されて被害にあうのは、教育現場や子どもたちだということがわかった」などの発言がありました。

 横浜市港北区から傍聴に駆けつけた浜西勇さん(71)は「志位さんの追及でようやく法案の問題点がわかってきました。教育基本法が変えられ、戦前の教育のようになってほしくない」と語りました。

 懇談には、日本共産党の大森猛衆院南関東ブロック事務所長(元衆院議員)、はたの君枝参院神奈川選挙区候補(前参院議員)、党山梨県委員会国民運動委員会責任者の花田仁氏、千葉県の岡田幸子市川市議らが参加しました。