2006年2月17日(金)「しんぶん赤旗」

井頓泉・中日友好協会副会長と志位委員長が懇談


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(写真)中日友好協会の井副会長(右)と懇談する志位委員長=16日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は十六日、党本部で、来日中の井頓泉・中日友好協会副会長ら一行と懇談しました。

 井副会長は冒頭、一月に開かれた日本共産党大会の成功と志位氏の委員長再任に祝意を表明。志位氏はこれに感謝するとともに、民間の日中友好運動が平和と進歩の立場で発展し、中日友好協会がそのために尽力していることを喜んでいると述べました。

 井氏は、日本の指導者による再三の靖国神社参拝で日中関係が困難にぶつかり、両国民間の感情が冷え込む原因にもなっていることを憂慮していると述べ、この問題の解決と日中友好関係を促進するための日本共産党の努力に期待を表明しました。

 志位氏は首相の靖国神社参拝について、日本やドイツなどによる侵略戦争を断罪した戦後の国際秩序の土台を否定するものであり、日本と中国・韓国だけでなく、日本と世界との間の問題だと指摘しました。日本国民が自主的な判断として、首相の参拝や侵略戦争の正当化を許さないという国民的合意をはかることが大切だと強調。この問題を前向きに解決し、アジアと世界の人々から信頼される日本を築くために、日本共産党が、他の問題では立場の違う人とも対話と協力をすすめていることを紹介しました。

 井氏はまた、両国間で政党交流を含めさまざまな交流を積み重ねるなかで相互理解が増進できるとし、そのために互いの努力が必要だと述べました。

 懇談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、森原公敏国際局次長が、中日友好協会から許金平・秘書長、袁敏道・副秘書長、程海波・政治交流部副部長が同席しました。