2005年8月28日付「しんぶん赤旗」に掲載

財界応援政治にノー

千葉・船橋

志位委員長が訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は二十七日、千葉県船橋市のJR船橋駅前で街頭演説し、「どんな問題でも自民党政治に真っ向から対決し、自民・民主の『二大政党』が競う増税と改憲の悪政にストップをかける『たしかな野党』日本共産党への大きなご支持を」と訴えました。

 このなかで志位氏は、四年間の「小泉改革」の“正体”が、医療、年金、介護の大改悪や雇用の悪化などあらゆる分野で国民を苦しめながら、財界・大企業が八十二兆円もの余剰金をためこむ大もうけを上げさせたものだったことをあげ、「『改革』の名で国民を痛めつけて、財界のもうけを応援する政治から、国民のくらしを守る政治への転換の願いを日本共産党に託してください」と訴えました。

 志位氏は、自民、民主が政権マニフェストにかかげた庶民大増税路線について、その背景に、日本経団連の奥田碩会長が、消費税・所得税の増税、法人税の引き下げを求めた「奥田ビジョン」(二〇〇三年一月)があることを指摘。「ここにも財界応援政治がある。税金の改革をいうなら、財界・大企業に応分の負担を求めるのが当然です。庶民大増税にはキッパリ絶対反対します」とのべました。

 演説を終えた志位氏と堅く握手を交わした男性は、「民主党は増税に賛成のくせに、『しっかりした年金制度をつくる』と宣伝している。こんなでたらめを許さずがんばってほしい」と語っていました。