2005年9月4日付「しんぶん赤旗」に掲載

共産党以外の政党に境目なし

神戸市で志位委員長


 全国を遊説中の日本共産党・志位和夫委員長は三日、兵庫県の神戸市三宮のそごう前で三千五百人を前に、平松順子比例候補らとともに街頭から支持を訴えました。

 演説前に宣伝した若者たちや、横断幕を掲げた女性後援会員らが拍手と声援。志位氏の演説が始まると、道路を埋めた人の列が百メートルほどに広がり、さかんに合いの手が飛びました。

 志位氏は「日本共産党以外の政党に境目がなくなっている。増税、改憲の大問題で、自民も民主も同じ。社民党もその民主党と選挙協力し、みんな同じ流れのなかにある。こんなときこそ、国民の立場でがんばりぬく、『たしかな野党』が必要ではないでしょうか」と訴えました。

 郵政民営化一本にしぼって訴える小泉・自民党についても「公務員が減らせる」「税収が増える」という二つのウソはもう明らかだと指摘。苦し紛れに持ち出した“郵政民営化バラ色論”も、「では年金が悪いのも外交が悪いのも郵便局のせいなのか。こんな無責任政治はない」と痛烈に批判し、笑いと共感の拍手がわきおこりました。

 神戸市垂水区の会社員・福田孝志さん(41)は「増税が心配です。志位さんがいうように、大企業や高額所得者が税金をちゃんと負担すべきですね。共産党は政策が一貫しているし、まじめに政治をしてくれると思う。がんばって」と話していました。